イチローと同じように・・
あと3日で1月も終わりだ。この1ヶ月は、かなりのペースで馬券的中金を使ってしまった。新しい靴を2足、革のベルトを3本、そしてミシュラン掲載店には8軒。こんな事をしていたら、そのうち罰が当たるに違いない。しかも今週は、ついに三ツ星店を初体験した。行ったのは、3年連続三ツ星の創作和食『青山えさき』。外苑前駅でN村さんと待ち合わせ、6-7分歩いたガソリンスタンドの裏手にある。N村さんは違いが分かる男で、私と違いお酒も嗜まれるので、こういうお店を楽しむにはうってつけの方だ。それで一番高いコース全9品を、たっぷり2時間かけて味わったが、残念ながらこの店の冬のスペシャリテである『百合根饅頭』が無く、そのせいもあってか、”これはすごい、さすが三ツ星”という図抜けた一品を感じることはできなかった。もちろん全部おいしい。鯛めしとかきんきの煮つけとか、こんなグレードのものは食べたことが無い。全部おいしいのは間違いないのだけど、N村さん曰く、『全部GⅠ馬だが、ディープインパクトやオルフェーヴルは居なかった』と。さすがインテリのN村さん、まさに言い得て妙とはこの事だ。いっぽう飲み物は、N村さんがオーダーされた日本酒のうち、仙台の『勝山 元』という珍しい純米酒があって、これは純蜜薫酒ともいうらしく、強烈な甘みがあるものらしい。私は酒を飲まないので、なんとも表現のしようがないが、N村さん曰く、確かにすごい個性だとの事だった。私はやむをえずソフトドリンクばかり飲んだが、その中では1杯800円のトマトジュースが凄かった。甘いというか柔らかいというか、これはもうトマトジュースの範疇を超えていた(そもそも値段もトマトジュースの範疇を超えているが・・)。それから、三ツ星ということでサービスの面を申し上げますと、ここの女将はイイ!女将といってもここは創作和食なので和服ではないのだが、なんと言ったらいいのかな、知性美というのかな、控えめな笑顔というか、さすが三ツ星の女将というか、うまく言えないが美人とか私の好みのタイプとか、そういう尺度ではなく、このような女性は今までに見たことが無いというか、とにかく実によかったです。
ということで、1月はカナリお金を使ってしまったが、2月もペースを緩めず資金が尽きるまで行こうと思っている。そして2月のテーマは鮨だ。ずっと前に見たテレビでイチローが
「43歳になったら、お寿司屋さんへ1人で行ってカウンターに座りたい」
と言っているのを見た。1人の男として10年後の自分はどうありたいか?と聞かれて答えたものだ。つまりこのときイチローは33歳だったのだろう。イチローはさらに、
「お寿司屋さんのカウンターに1人で座るって、カッコいいじゃないですか。でも、僕が1人で行ってもまだ納得してもらえない。ああいうところに1人で行くには時間もかかるし、風格とか貫禄が必要だと思うんです」
と。そして私はいま43歳。私に風格と貫禄があるとはとても思えないが、それを実現する環境が整った今、2月は鮨だな。ということで18日には、いま最も予約が取りづらい鮨屋の1つである赤坂の三ツ星『鮨さいとう』。そして、こちらはまだ予約していないが、同じく三ツ星である銀座の『すきやばし次郎』にも行こうと思っている。次郎はあのロブションが絶賛した店だが、最近は賛否両論ある店のようで、というのも、そもそも1人前3万円と高く、しかもお客は黙々とハイペースで鮨を食べ続け、店内に居るのはわずか20分~30分という独特のスタイルの店だ。僕はこの店の存在は随分前から知っていたが、自分の中で、ここに行くことは全く現実味が無かった。だが、今なら行けるかな。次郎さんはもう86歳か87歳だから、あと何年も握ることはないだろう。これが最後のチャンスかもしれない、ということで、何とか2月のどこかで予約を入れて、行ってみようと思います。が、次郎さんが握らない日もあるらしい。それじゃ意味ないよね。なんだか、その日に当たってしまいそうな気も・・。
という感じで、私は金銭感覚がかなり麻痺しておりますが、このペースだと資金が底を尽く日は近いので、そうなったらまたマットウにすごしたいと思います。


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